長友の炎上と、ワールドカップの本田復活劇で思うコト♪

ワールドカップのサッカーが意外に面白い。

 

最初は

 

「西野ジャパンって弱すぎだろ」

 

「前の監督の方がよかっただろ」

 

モウレツなダメ出しばかり…。

 

世間の声に後押しされる感じで「サッカーを見ること」を恥ずかしいと思っていた。
がフタを開けてみると、どうだ?

 


マスコミは一同に

 

サムライジャパンが底力を見せてくれた」

 

「さすが、西野ジャパン、采配がうまい」

 

めちゃベタ褒めをしている。


なんたる手のひら返しなんだ?大のオトナがそんな態度で許されるのか?


そう思いつつ世間が許して盛り上がっているなら…とついついチャンネルをワールドカップに回してしまう僕。

 

「世間の反応になびいてしまっている自分」

 

がいる。


世間の反応を気にしているのは、

ユーザーだけじゃない。

 

世界の本田や長友といった選手もTwitterフェイスブックを通じて定期的にコメントを発信している。


クールでありそうなサッカー選手たちも世間とつながりを持ちたがっているのだ。


長友選手はワールドカップ開幕前の自分のTwitter

 

「年齢で物ごとを判断するヤツは、サッカーを知らないヤツだ」

 

というようなことを発信して、見事に炎上した。


おまけにアニメのキャラクターまがいの似合わなすぎる金髪に染めて

 

「お前がその髪型をいまするな」

 

「練習とかほかにやること、あるだろ」

 

と叩かれた。


ところがどうだ?

 

実際にワールドカップが始まってみると長友を炎上する声はむしろ少なくなり

 

「長友いいね」

 

の方向に向かっている


長友が「年齢で判断するなんて!」とサッカーファンに噛みついたことは日本国民の誰もが忘れている。

 

むしろゴールに繋がるファインプレーの立役者として「にわか長友ファン」がじわじわ増えている。


最初はダサイと思っていた長友のキンパツも今となってみれば

 

「クール&カッコいい」

 

と思えてしまう。

 

人は内面をかえ自らの行動で示せば炎上も乗り越えることができるのだ…長友事件を振り返ると、こう言い切ることができないだろうか?


またワールドカップでもう1人炎上して復活した選手がいる。

 

持っている男、ホンダケイスケだ。


本田は開幕前の練習試合でミスパスなどが相次ぎ

 

「本田の時代は、もう終わった」

 

「本田をスタメンから外してくれ」

 

などの厳しい声が相次いだ。


そして世間の声を受けるように、本田はワールドカップの公式試合ではメインではなくサブの選手として出場することになった。

 

 

文字通りの、都落ちだ。

 


本田の時代は本当に終わったのではないか…誰もがそう思ったのではないだろうか。


だが、そんな気持ちを塗り替えたのは先日の日本対セネガル戦だ。

 

本田は日本が「引き分け」になるための超重要なシュートを決める。


まさかあの「本田はダメだ」の空気の中でシュートを決めるとは…誰が予想していただろうか。


セネガル戦の前には各局が「シュート予想」をしていたが誰一人本田の活躍を述べているヤツはいなかった。


せいぜい

 

「香川はやるだろ」

 

「大迫が半端ない動きをしてくれるでしょう」

 

ソレどまり。

 

サッカーに超詳しい解説者でさえ予想できなかったのが、本田の快進撃なのだ。


本田は試合が終わったあと

 

「叩かれるのは自分だけにしてほしい」

 

とも話している。


あれだけクールでワンマンな本田選手だがちゃんと叩かれている自分を認識していたのだ。


また叩かれていることを知っていながらクールにシュートを決めたのだ。


この点は真似しようと思っても誰にも真似できない。

 

本田が持っている男なのは、この点にありそうだ。


また本田が叩かれるのは自分だけにして欲しいと釈明しているのは、

 

ゴールキーパーの川島のことだと世間は見ている。


たしかに止めるべきタイミングでボールを止めなかったり動きにキレが無かったり今の川島にはおぼつかないところがある


けれども長友や本田が窮地を乗り切れたように誰が川島の復活を絶対的に「無い」と言い切れるのだろうか。


サッカーも人も生き物だ。

 

無名すぎる選手から偶然、

「あり得ないプレー」が生まれているし絶不調の選手が、絵に描いたような鮮やかなシュートを決めるときもある。


選手のコンディションだって、その日その日によって変わることもある。


サッカーの炎上と復活劇に見られるように誰かに文句を言われてもいつも気にせずタンタンと目の前の仕事を続けていけばきっと誰かはわかってくれる。


炎上するのも簡単だが、復活するのも簡単な社会も生まれようとしている。


もしこのブログを読んでいる誰かが会社や学校で猛烈ないじめにあい

 

「人生もう終わりだ」

 

と思っていても諦めないで欲しい。


フリーター同然の僕が言うことじゃないと怒られるかもしれないが

 

「人生、いつでも手のひら返しはおこる」

 

からだ。


文句を言われたりキツイひと言を言われたりするのはその分

 

「何かやってくれるだろう」

 

と期待されているからだ。


だから決して目の前の現実に、悲しまないで欲しい。

 


「もう何もかも、むしゃくしゃする!」

 

 

と思ったらいっそのこと、長友くらいのノリで金髪に髪を染めてみてもいい。


潔く、ときにカッコよく自分を出すことで世界は絶対かわっていくハズだ。(たぶんね!)"